●ポイントを押さえて旧義歯に改善を加えると本当の義歯の姿が見えてきます
●生理的下顎位を求めるために咬合平面に注意してみましょう
●実習では、実際の患者さんで義歯製作のポイントを解説します

　総義歯治療は難しい治療のひとつと言われていますが、ポイントを押さえて旧義歯に改善を加えることで、容易に最終義歯の形態と機能をイメージすることができます。旧義歯が適正に改善できた後は良くなった全ての情報を新義歯に反映させるだけです。そこで今回患者さんに喜んでいただける義歯製作のポイントを実習を通して解説します。

【講　義】
１.上下顎の基本的外形
２.基本的外形になる上下顎の解剖学的ランドマーク（指標）
３.良い一次印象
・確実に解剖学的ランドマークを取り込める印象法
・有歯顎用トレーを用いた一次印象法（アルギン酸２回法）
４.解剖学的指標を取り入れた作業模型の形態
・新義歯作製にも旧義歯改善にも使える模型
５.作業模型を活用した蠟堤作製と咬合採得法
・咬合平面を決める為の生理学的基本事項
・基準となる咬合平面は上顎か下顎？
・人工歯排列の参考になる基本的歯列弓は？
・咬合高径を決める基準
６.人工歯排列の手順

【実　習】
講義で学んだポイントを実習で確認していただきます