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マイクロスコープの臨床 岡口守雄
-歯髄保存・エンド・MTA・破折歯-
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分類 Dr臨床セミナー 科目 マイクロスコープ
日時 2019年5月19日(日) 10:00〜16:30
定員 80名
会場 東京医科歯科大学歯科棟南4階特別講堂(旧事務棟4階特別講堂)
講師
講師
東京都千代田区開業
岡口 守雄 先生
会費 ¥30,000
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方法
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備考

岡口 守雄

岡口 守雄 先生

概要

 「神経を取りたくない、歯は抜きたくない」という「患者さんの当たり前の期待」に応えることは、マイクロスコープ派にもルーペ派にも共通する目標のはずです。
 岡口先生はすべての治療をマイクロスコープ下で行い、「エンド専門医が手を出さないホープレスの歯を救う」、「歯科医師自身の治療を依頼される」歯科医師です。

 「歯髄は残せるか残せないか、エンドは助かるか助からないか、そこが醍醐味」とおっしゃる先生の臨床から、歯を守るために知っておくべきこと、なすべきことを学ぶことができます。

 効率の良い齲蝕除去法、露髄したときに、歯髄状態の判断、難治性感染根管はどうするか、徹底した感染源除去の意味と実際、破折歯治療。マイクロスコープ下ならではの手技の数々を、見ごたえある動画でご紹介します。楽しくて独創的な「岡口守雄の仕事」を是非ご覧ください。

 「露髄したら」「不快症状があったら」抜髄。
 「パーフォレーションがあったら」「破折があったら」抜歯。
 そうした基準が変わるセミナーです。

解説

【講演項目】
1.診断
 ・マイクロスコープで見た正常歯髄と感染歯髄の違い 
 ・残せる歯髄、残せない歯髄の臨床症状の違い
 ・根尖病変があれば歯髄は失活か

2.歯髄保存
 ・無痛修復法・無麻酔下での齲蝕除去の仕方(動画)
 ・私のお勧めの回転切削器具
 ・点状露髄を認めてから ―どこまで取りきるか
 ・手用エキスカはどの場面で、どのように使うか
 ・止血しない場合にはどうするか
  ―根管内から ―歯髄から
 ・歯肉縁下の齲蝕を歯肉から出血させずに除去する(動画)
 ・冷水痛が止まらない場合はどうすればいいのか
 ・歯髄保存のための理想的な仮封(動画)

3.感染根管治療
 ・難治性感染根管の岡口の分類
  -根管内の感染源
  -根尖周囲の感染源
  -根尖孔外の感染源
 ・安全に効率よくガッタパーチャを除去する
 ・根管内感染源除去の鉄則
 ・超音波でガッタパーチャを根尖から押し出さない方法(動画)
 ・根尖孔外のガッタパーチャ除去
 ・ファイルが届かない部位の感染源はどうやって除去するか(動画)

4.マイクロエキスカ
 ・O・Kマイクロエキスカ
 ・各種マイクロエキスカの使い方
 ・根尖孔周囲の軟化した感染歯質はどこまで除去するか(動画)
 ・根尖孔外の感染源はどのように、どこまで除去するか(動画)

5.MTA
 ・各社MTAの比較
 ・水酸化カルシウムとMTAのメタアナリシス
 ・細い根管や湾曲根管にMTAを充填する
 ・根尖が大きく開いている根管でMTAを過剰に出さずに充填する(動画)

6.破折歯の治療
 ・残せる破折歯、残せない破折歯
 ・破折歯の岡口の分類
 ・MTAとスーパーボンドの使い分け
 ・スーパーボンドの筆積み法と混和法の使い分け
 ・接着性レジンセメントとスーパーボンドの周囲組織への影響
 ・破折歯の咬合の与え方
 ・破折歯の予後

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