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大量介護時代とインプラント
-在宅と診療室をつなぐ新時代への提言-
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分類 講演会 科目 在宅
日時 2019年1月27日(日) 10:00〜16:30
定員 160名
会場 東京医科歯科大学歯科棟南4階特別講堂(旧事務棟4階特別講堂)
講師
講師
日本歯科大学附属病院 口腔リハビリテーション 院長
菊谷 武 先生
講師
東京都千代田区開業
武田 孝之 先生
会費 会費A
医師・歯科医師:事前受付¥21,000 当日受付¥24,000
医師歯科医師以外:事前受付¥15,000 当日受付¥17,000
申込
方法
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振込用紙申込み
備考

菊谷 武

菊谷 武 先生

武田 孝之

武田 孝之 先生

概要

 これからは、患者さんが通院できなくなる時期の予測や、そのときを見据えた治療計画、介護現場や訪問診療でのインプラントメンテナンスの方法など、様々な診断力が要求されます。
菊谷先生には高齢者の咀嚼障害や介護や訪問の現場で診療する立場からの考え方、問題点を中心にお話しいただき、武田先生からインプラント治療をする立場から、インプラント治療の際に考えておかなければならない事項や、問題点に対する解決策などをお話しいただきます。
 『何を考え将来を見据えた補綴計画を立てれば良いのか?』『予後を考えるとき何に気を付けたら良いのか』『訪問でインプラントメンテナンスはどこまでやれば良いのか?』
本当の問題点と解決策をエキスパートから実践で提示していただきます。この講演を聞けば、予後を見通した、患者さんの一生を支える歯科医療を提示できるようになるはずです。
介護や訪問の現場で実際にメンテナンスをされるスタッフの方々にとっても「聴くとコンセプトがクリアになる」講演会です。

解説

【講演項目】
1.8020達成者が増えても咀嚼障害患者が減らない
  -器質性咀嚼障害と運動障害性咀嚼障害
2.全ての人が通院不可能になる
 ・ぴんぴんころりのパーセンテージ
 ・介護の現場におけるインプラント関連で起こっている問題の重症度と頻度
 ・「不健康寿命」を支える歯科医療
3.通院不可能になる時期
 ・運動障害性咀嚼障害を起こすサイン
  -歩き方、表情、しゃべり方
 ・「そろそろ」を予測するポイント
 ・歯数を残すことと咬合力を残すこと
  -BMI、血清アルブミン値、握力 
 ・あの時もうちょっと大胆に治療しておけば・・・
 ・歯科医と患者さんのための「乗り換えキャンペーン」
 ・インプラント治療を考える段階での患者さんとの相談
  -診療室で何ができるのか?
  -施設の充実しているところがいい歯科か
  -歯を残すための努力をする歯科医師 
  -最後の10年を包括的に捉える歯科医師
  -インプラントを活かせる症例、注意が必要な症例
 ・本人はどの時代を輝かせたいのか
 ・健康寿命と引き算の治療
 ・もう一人の主治医
 4.患者さんが元気なうちに考える「口の仕舞い方」
 ・終の治療の準備
 ・いつまでも行けると思うな歯科医院
 ・根面カリエスを見つけたら
 ・歯を抜いてくれる歯医者は良い歯医者だと思え
 ・治療段階で準備しておくべきこと
 ・終末期に向けて診療室でできる準備
  -診療室で何ができるのか?
 ・枕もとでの治療
5.お家へ行こう
 ・診療室に来られなくなった患者さんに「良かったらおうちに行きますよ」と言ってあげてください。
 ・統一されないインプラントシステム
  -外すに外せない
 ・介護現場でのインプラントメインテナンス
  -私が考える「ここまでできれば充分」レベル
  -かつての主治医と考える次の一手

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