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最新口腔外科事情
-TMDU原田教室のスタンダードを学ぶ-
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分類 講演会 科目 外科
日時 2017年7月2日(日) 10:00〜16:30
定員 160名
会場 東京医科歯科大学歯科棟南4階特別講堂(旧事務棟4階特別講堂)
講師
講師
東京医科歯科大学顎口腔外科学分野
原田 浩之 教授
講師
丸川 恵理子 准教授
講師
津島 文彦 先生
講師
島本 裕彰 先生
講師
富岡 寛文 先生
講師
平井 秀明 先生
講師
高原 楠旻 先生
会費 会費A
医師・歯科医師:事前受付¥21,000 当日受付¥24,000
医師歯科医師以外:事前受付¥15,000 当日受付¥17,000
申込
方法
ホームページ申込み
振込用紙申込み
備考

原田 浩之

原田 浩之 教授

概要

 巷での「がんと闘わない~」というフレーズに対して、腫瘍、炎症、外傷と日々第一線で『闘う』口腔外科教室員による「エビデンスと経験にもとづいた正しい知見」を得る講演会です。
 患者さんが最初に頼る口腔領域の専門家は、大学病院の口腔外科ではなく身近なGPです。腫瘍、外傷、重症化した炎症を抱えた人が、いつ先生の診療所に飛び込んでくるかわかりません。

 根拠のある抗菌剤の処方、糖尿病と歯性感染症の本当の恐ろしさ、顎変形症へのオペの適応基準とその術式、切開・排膿のタイミング、各症例へのレーザー照射の妥当性と有効性と安全性、Pulに対する抗菌剤の使用、などなど。  「あいまいな知識や見通しの甘い経過観察が、骨髄炎や顎骨再建に至ったケースを多く見ている」とおっしゃる演者から、最新の口腔外科の「スタンダードな診療」と「手遅れにならない診断力」を学んでください。

 最新版「抗菌薬処方ガイドライン」、紹介元開業医向けの講演会で好評を博した「皆が知りたい口腔がんの見分け方」、口腔外科ならではのオペ動画や症例写真も、数多くご紹介頂きます。

解説

【講演項目】
1.口腔腫瘍(原田、島本、富岡、平井)
・エコー、CT、MRI、PETの組み合わせ方
・顎骨再建時の機能温存のために
-咬合、機能、形態、顔貌をいかに変えないか
・大学病院でのチーム医療
-医学部放射線科、摂食嚥下リハビリテーション、顎義歯、緩和ケア
・発癌と遺伝子の関係
-口腔がんの場合、
・口腔がんの早期発見、早期治療
・大学病院での化学療法の実際

2.粘膜病変の診かた(原田、津島)
・口腔粘膜疾患の見分け方
-口内炎、カンジダ、扁平苔癬、白板症、天疱瘡
・ハチミツ、グルコサミン、グルタミン
・患者さんに痛みがなく、QOLを下げずにコントロールする
・口腔乾燥
-プロトンポンプインヒビター
・口腔粘膜疾患の悪性化についての臨床統計

3.抜歯(丸川)
・CBCTの応用
・抜歯後の治癒促進のために
-ソケットプリザベーション
-抜歯窩に何か入れるか
-縫合はするか
-コラーゲンスポンジ、TCコーン

4.移植・再植(丸川)
・インプラントとどちらが良いの?
-それぞれの適応と予後(動画あり)

5.外科的矯正治療(高原)
・患者さんから相談を受けた時のために
・顎顔面の非対称症例
・東京医科歯科大学歯学部附属病院でのチーム医療(動画あり)

6.顎関節症(高原)
・CBCT、MRIを用いた新たな診断法
・顎関節の脱臼

7.顎口腔領域の歯性感染症(原田)
・こうなる前に大学病院に送ってほしい
-外来で実際に診た症例から
-蜂窩織炎
-下顎骨周囲炎
-上顎洞炎
・最新の抗菌薬の正しい使い方
-フロモックスとジスロマックが効かない時に
・開業医が知っておくべき顎骨骨髄炎
-保存的治療、外科的治療-
・放射線性骨髄炎への対応
-抜歯の判断
・最新の顎骨壊死について
-BRONJからMRONJへ

8.外傷(原田)
・顎骨骨折の治療法
-保存的治療、外科的治療(オペ動画あり)
・東京医科歯科大学での連携
-形成外科、整形外科
・歯の脱臼

申込