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視点を変えて、咬合を考えよう
-隠された盲点を、認識したい-
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分類 講演会 科目 咬合
日時 2017年5月28日(日) 10:00〜16:30
定員 160名
会場 東京医科歯科大学歯科棟南4階特別講堂(旧事務棟4階特別講堂)
講師
講師
東京都開業
内藤 正裕 先生
会費 会費A
医師・歯科医師:事前受付¥21,000 当日受付¥24,000
医師歯科医師以外:事前受付¥15,000 当日受付¥17,000
申込
方法
ホームページ申込み
振込用紙申込み
備考

内藤 正裕

内藤 正裕 先生

概要

 内藤先生は昨年臨床家としての集大成ともいえる「内藤正裕の補綴臨床 オーバーロードと向き合う」を出版されました。
 今回は、内藤先生の臨床の根幹である咬合を中心にお話しいただきます。

・削る咬合調整 VS 足す咬合調整
・ジルコニアやインプラント等、最新材料について
・限界運動路ばかり習ってきたが、実は咀嚼には中間運動が重要
・強く咬合すると歯根膜だけでなく骨や歯も歪むので、咬合器では再現できない。その咬合をどう解釈するか。

 お話しの内容のすべてが、私達が習ってきたことを超えています。
 受講するだけで、「自分ももっと頑張ろう!」そんな気にさせてくれる講演会です。

解説

【講演項目】
 かつての咬合の主なテーマは、臼歯の咬合支持と、アンテリアガイダンスの二つであった。ところが、その原則を忠実に守った修復を作っても、歯根やセラミックが次々と破折した。犬歯は際限なく咬耗をし、顎位は変化をやめようとはしない。そして、関節の問題まで発生し、多くの臨床医は心を痛めている。そこに、インプラントという新しく、強力な手札が配られ、問題はより大きく混沌となってきた。それでも、相変わらず “咬合支持と、犬歯誘導“ を頼りに、ゲームを続けているというのが現状ではないか。一体、何を見過ごしたのだろうか。どこから後戻りをして、見直しをするべきなのだろうか。(講師 記)

① モノを中心とした機械的な咬合論の反省
② インプラントの咬合が存在するのか
③ 生体の反応を学ぶ
④ 科学の認識と、原因論
⑤ オーバーロードの発見、認識
⑥ 仮説演繹法
⑦ 歯牙や、セラミック破折の原因は
⑧ 咬合の3つの局面
⑨ 臼歯の咬合接触が見えるのか
⑩ 誘導の観察
⑪ 最後臼歯の観察
⑫ Backward rotation
⑬ 犬歯誘導の本質
⑭ 咬合調整とは
⑮ システムとして考える
⑯ オーバーロードによる現象
⑰ インプラントと天然歯列の同調は
⑱ なぜ ”変化“ が起きるのか
⑲ 第三の局面とは
⑳ CR の再考

 限られた時間で、概念と実際を全ては提示できないが、動的平衡の網に絡め取られた咬合という片目のジャックの、別の側面を覗くチャンスを作ってみたい。そして、若い先生方からの新しい系統仮説の提案を待ちたい。(同 記)

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